Guitar Repair of the Day
History NT-L3
島村楽器のオリジナルアコギ ヒストリー。
まだ購入して1週間位との事。
超新品でした。
購入したばっかりの個体の調整+ピックアップ取付依頼。
状態をみていくと・・・
ボディトップがかなり反っています。
これではかなりブリッジが上がっているのでは？
弦高は12フレット近辺で3mmほど
ネックの具合はといえば、かなり順反り気味。
ちなみに新品のギターです…
とはいえ、ライブで使っていきたいとの事でピックアップを搭載します。
今回お持ち込みのピックアップは、L.R.Baggs M80。
エンドピンをジャックが取り付けられるタイプにする為、穴を開けます。
元から開いている穴より少し広げる必要があるので
一旦穴を埋めます。
埋めることで、穴あけ用のビットのセンターピンを支えられるようになります。
綺麗に開け終わりました。
エンドピンジャック取付完了。
続いてマグネティックピックアップとプリアンプ部。
サウンドホールの穴に取付けます。
センターを決めてドライバーで締めるだけ。
その後全体調整。
ボディの歪みは様子を見るとして、このままでは弦高が高いのでサドルを削って調整。
専用のクランプに取付け
サンダーで削っていきます。
ネックをストレートにしてサドルを調整しましたが、結構削りました。
これでようやく弦高2mm位。
音を出しながらピックアップの微調整をして完了・・・
と思いきや、フレットにビビりのある個所が。
いくつかフレットが浮いています。
今回はすり合わせせずに簡易に仕上げるため、部分的にフレットクランプで挟み込みました。
弦を張ったままクランプ出来る優れもの。
これでようやく出荷しても良いレベルのコンディション。
沖縄でギターを買う際は店頭にて
・沖縄に入荷してどの位経過しているか？
・ネックのコンディションはストレートか？反っているか？
・入荷後に調整は行っているか？
などを必ず店員に確認したほうが良いです。
ここで微妙なやり取りがある、疑念がある場合、その個体は何か問題があるかもしれません。
また本土から沖縄に入荷後に、何の調整もせずに、右から左に販売しているかもしれません。
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