Ampeg J-12R JET II
Repair of the Day
Ampeg J-12R JET II
12インチスピーカーを搭載したコンボアンプ。
15Wとは思えない音量です。
状態
今回は出力が不安定との事でお預かりしました。
ボリュームが小さくなったり戻ったりする症状です。
真空管測定
真空管はプリ管に12AX7、パワー管にEL84が搭載されています。
プリ管、パワー管それぞれ真空管測定器にて状態を計測します。
こちらのパワー管用の測定器はソケットをつけるとEL84も計測出来ます。
2本の管にバラつきがありますね。
続いてプリ管。
こちらもバラバラで少しヘタっているので交換します。
真空管交換
真空管はJJ製のプリ、パワー管へ交換。
EL84はバイアス調整は必要ないのですが、バイアス抵抗は交換します。
基板上パーツ交換
かなり長い期間使用されているようなので、基板上のフィルターキャップなども交換しました。
こちらが交換前。
交換後。
動作チェック
基板を組み込んでバイアス値を測ります。
固定バイアスのアンプはバイアス調整が必要無いと思われがちですが、真空管を交換後には必ずバイアス値を測定しチェックします。
これでオーバーホール完了。
ボリューム、ベース、トレブル、リバーブ、のシンプルな構成です。
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