Roland STUDIO BASS 100
Repair of the Day

Roland STUDIO BASS 100

70年代に発売されたローランドのベースアンプ
100W仕様で本体は45kgもあります。
写真撮る為、わざわざリペアテーブルに上げましたが苦労しました・・・
電源が入らない

今回は電源が入らないという依頼。
パワースイッチをオンにしてもランプも点きません。

中を覗いてみると、何故かヒューズのところでワイヤーが切られていました。

ワイヤーを正しく繋ぎ直し、収縮チューブにて固定。
さあ、動作チェック・・・
電源部コンデンサーが・・・

いきなり電源部のコンデンサーが見事に交換された後ですが、実は電源を入れたらコンデンサーが吹き飛びました!!きちんと確認してから電源を入れるべきでした。危ない危ない。
ということで、電源部基板内の劣化パーツを全て交換。
無事電源は入るようになりました。

オーナーの方からオリジナルの基板回路図を頂いており、これが無いと大変な事でした。
プリ回路

電源を入れてもノイズが多く、出力にもムラがあったので基板をチェック。

入力ジャックもガリが多かったので交換。
動作チェックも問題無し。
ノブクリーニング

ボリュームのノブ、かなり汚れて黄ばんでいました。

超音波洗浄機にてクリーニング。

透明だった水に汚れが浮き出て濁ってきます。

かなり綺麗になりました。
動作チェック

EQ部もガリのあったポットは交換し、効きも戻りました。
ローランドのベーアンはローランドならではの個性があっていいですね。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。