Amp Repair of the Day
Roland JC-120H
ローランドのスタンダードアンプ Jazz Chorus。
1984年に発売されたヘッド版。
外見はとても綺麗な状態で電源OK、音も出ます。
ただ弾いていない時のホワイトノイズがかなり大きい状態でした。
35年も経過しているアンプなので劣化パーツを全て交換してオーバーホールしました。
古いジャズコーラスは年代によっていくつかのモデルがあって使われているパーツも若干違うのですが、現在では中々流通していない数値のパーツも多いです。
当店では常に数十台分のジャズコ修理パーツを保管しているのですが、あといつまで手に入るやら・・・
おや、抵抗の足が折れてますね。
出力まわりは全て交換。
電解コンデンサは全て変えています。
なんどもなんども音出しチェック。
整流が安定してきて音量を上げていったらパワートランジスタが不調に。
これも全部交換しました。
パネルやノブのクリーニングも行います。
コンデンサ、トランジスタ、抵抗、ワイヤ、などなど
これで生まれ変わりました。
よくある質問で「パーツを変えるとジャズコの音じゃ無くなってしまいますか?」と聞かれますが、古くなってパーツが劣化し電圧の低い状態で使用しているアンプより、設計図通りの数値のパーツに変えたほうが、よっぽど当時のアンプの音に近いと思います。
とはいえ劣化パーツ以外はなるべく変えずに、ノイズがほとんど目立たなくなるレベルになりました。
ギターやベースアンプの修理、メンテナンス 等は 是非ご相談下さい。
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