Fender Telecaster
Repair of the Day
Fender Telecaster
1973年製フェンダー テレキャスター
塗装の剥がれ具合が良い感じのヴィンテージ感。
ピックアップ交換
今回の依頼はパワーの落ちてきたブリッジピックアップをシングルハムバッカーへの交換依頼。
交換するのは、セイモアダンカン製の Hotrails Tele仕様。
ノイズ処理
交換に伴い、なるべくノイズを減らしたいとの事で、ドータイト処理を行います。
ピックガード、ブリッジを外してみると以前に導電塗料を塗られた跡があります。
但し導通が繋がっていない箇所もあるので再度塗りなおします。
ワイヤリングもやり直しましょう。
導電塗料
銅のシールドは残しつつ、再度ドータイト塗料を塗布。
コントロール部の配線はシールド線を用いて、なるべくノイズの影響を受けないように配線しました。
ブリッジのピックアップを取り付けるとこんな感じになります。
サドル調整
サドルは高さが全く合っていない状態。
オクターブもバラバラでした。
サドルは必ず指板のアールに合わせてセットします。
特に7.25インチのアールの場合、サドルをフラットにしてしまうと、チョーキング時に詰まってしまいます。
指板のアールと均等に弦が配置される事で押さえやすくもなります。
全体調整
オクターブを合わせて作業完了。
ノイズはほとんど気にならなくなりました。
思ったほどブリッジとネック側との音量差無くバランスが取れました。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。