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05月07日 – GIBSON Hummingbird – ネック折れ ブリッジ剥がれ ブレーシング浮き フレット研磨

Guitar Repair of the Day

皆さんゴールデンウィークは如何お過ごしでしたか?

うちは休みなく修理受け付けをしていたので今朝は修理品の整理・チェックからスタートです。

現在修理の受付がとても多く完了が遅れておりますが今しばらくお待ちください。

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GIBSON Hummingbird

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ギブソンハミングバード。

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うちの店に持ち込まれる修理品で多い事例が”ネック折れ”です。

修理に出そうか迷いつつ長い事放置しておいたギターも多いです。

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ヒビが入ったり折れた場合は、直ぐに弦を外して保管して下さい。
少しでも弦のテンションが掛かっていると割れ口が開いてしまいます。

今回のハミングバードは、ネック折れ、ブリッジ剥がれ、ブレーシング浮き、フレット研磨でした。

いつも修理を行いながら、時系列的に写真を撮っていくのですが、これだけ修理項目が多くなると写真の点数も凄い事になってます^^(この記事は長いです)

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割れ目にヘラを入れながら亀裂の長さを見てみましたが、かなり深くヘッド上部まで入っています。

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一旦クランプして様子を見ましょう。

接着剤を入れて

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椹木を添えて挟み込みます。

1弦のペグ部分への亀裂が見られるので埋木を入れて補強します。

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自作したジグを使いトリマーで溝を掘ります。

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トラスロッドに当たらないギリギリの位置まで掘ります。

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メイプルで埋木します。

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しばらくクランプします。

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接着後、小刀で余分なメイプルを削り、ヤスリで仕上げます。

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埋木、補強を行った部分は基本的に塗りつぶす事がほとんどですが、ベースの色は木地着色してなるべく近い色に合わせます。

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その後、薄いチェリーレッドを何度か重ねていきながら埋木跡を目立たなくさせます。

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大分目立たなくなりました。

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トップのクリアを塗って軽く研磨して折れ修理、塗装完了。

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元々のチェリーと少し濃いワインレッドのバーストになっています。

塗装は、なるべく違和感無く、補強後は見えないよう仕上げています。

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次はブリッジ部分。

ヘラが入るくらい隙間が出来ていますね。

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熱を加えて一旦ブリッジを剥がします。

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綺麗に剥がせました。

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ブリッジが浮いたり剥がれたりする場合、トップ板が膨らんできて、ボディ内のブレーシングに浮き・剥がれが見られる事が多いです。

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今回はほとんどのブレーシングに浮きが見られました。

多分ネックが折れて、弦を張ったまま、かなり長い事ケースにしまって放置していた事が原因だと思います。

北米や寒い地域、湿度の低いエリアならまだしも、日本の関東以南、沖縄での保管の場合、長期間ハードケースに入れっぱなしにするのは絶対に避けて下さい。

ハードケースは持ち運ぶ際のハードケースで、ケース内の温度は外気温よりはるかに高温になります。

日中、仕事で外出中、クーラーをかけていない室内の気温を想像してみて下さい。
それよりはるか高い温度の中にギターを入れていることになります。

帰宅後にクーラーを入れて何十度も温度が下がり、また翌日の日中は数十度温度が上がる・・・

本土から沖縄に持ってきたギターで、この環境を繰り返したギターは、1週間でも最悪なコンディションになる事もあります。

沖縄以外で購入したギターや、引っ越しなどで持ち込んだギターは、まず定期点検に出してみて下さい。

現在の状況を診断し、保管状況や使用頻度などをお話ししながら、メンテナンス方法をお教え致します。

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浮いてしまったブレーシングを直さない限り、ボディの歪みは戻らず、ブリッジもまた剥がれてきます。

トップ板にクランプをかけながら、内部のブレーシングの隙間に接着剤を入れてリフターで固定します。

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全て固定し、トップの膨らみがだいぶ戻りました。

この状態でブリッジの固定に入ります。

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接着面をフラットに修正し、接着材を塗って専用のクランプで挟み込みます。

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隙間無く綺麗に接着出来ました。

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ピエゾピックアップがインストールされていましたが、出音が不安定との事。

サドルを外してみると、溝に対してスカスカな状態。

ピエゾの素子面に接しているサドル底面がガタガタなので、出力も不安定になります。

牛骨を削り出し、溝にピッタリと合うように製作します。

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一旦ピエゾPUを外し、サドルを取り付けます。

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もう一度ジャックピンを取り付けて

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何度も何度も出音を聞きながらチェックします。

弦を張っては出力を確認し、弦を外してサドルの底面を修正。

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次はガタガタになったフレットの研磨。

フレットの一部がかなり高いです。

これも長期間弾いていなかったので、フレットが浮いてしまっています。

部分的には、このような専用のフレットプレスで挟み込み、弦を張ったままで浮きの状態を確認していきます。

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プレスをしては高さを確認し、研磨のポイントを確認します。

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その後ネックジグにかけて、研磨します。

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弦を張ってネックにテンションを掛けた状態を確認し、

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弦を外して逆反りになったネックにテンションをかけて弦を張った状態と同じにします。

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この状態で高くなった部分を研磨しデコボコを無くします。

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研磨後のフレットは写真のように、平になってしまいます。

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このまま弾くと、平になった角に弦が当たり、ビビりが出ます。

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この角を1本1本丸くなるようにヤスリで落とし、カマボコ状に仕上げていきます。

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ヤスリで仕上げ、コンパウンドを塗って完了。

デコボコも無くなり、ピカピカになりました。

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折れていたネックもご覧の通り、違和感無く仕上がっています。

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アコギのネック折れ、ブリッジ剥がれ、ブレーシング浮き、フレット研磨などの修理はお気軽にお問い合わせください。

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宜しくお願いいたします。

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